今が旬の皮付きヤングコーンを見つけました。立派なひげに包まれた小さな実。今回はシ
ンプルに焼いてスパイスと一緒に楽しむことにしました。
とうもろこしが大きく育つ前に収穫されるヤングコーンは、旬の短い時期だけ出回る季節
の味覚です。水煮とは違う、皮付きならではのみずみずしさとやさしい甘みが楽しめます。
おすすめは、皮を2~3枚残したままフライパンで焼くこと。ひげの部分はアルミホイルで
包んで一緒に焼くと、香ばしく甘みが増して、ひげまでおいしくいただけます。見かけた
ら、ぜひ一度試してみてください。
焼き上がったら、にんにくを炒めたバターにお好みのミックススパイスと塩を加え、ヤン
グコーンにさっと絡めます。仕上げにレモンをひと絞りすれば、旬の甘みとスパイスの香
りが引き立ちます。スパイスには食欲を引き立て、料理をより香り豊かにしてくれる魅力
があります。ビールやワインのおつまみにもぴったりです。
インドでは「アチャール」と呼ばれるスパイスを使った漬物が、食卓に欠かせない存在です。
マンゴーやライムなどの野菜や果物で作るものが一般的ですが、
卵を使った「エッグアチャール」は、ちょっと特別なおかずです。
卵は一般的に「ノンベジ(非菜食)」に分類されますが、肉は食べなくても卵は食べるという人もいます。そんな人たちにとって、エッグアチャールは手軽で満足感のあるご馳走です。
「今日はおかずが少し物足りないな」という日や、お母さんが夕飯の支度を少し楽にしたい日。
冷蔵庫からエッグアチャールの瓶を取り出し、お皿の隅にそっと添えます。
ゆで卵をつぶし、スパイスの香りと旨味が溶け込んだオイルごと温かいダールやご飯に混ぜて食べる。
そのひと口で、いつもの素朴な食卓が、ご馳走へと変わります。
マスタードシードの香ばしさ、ターメリックやレッドペッパーの鮮やかな色、
黒こしょうや唐辛子のほどよい辛み、そして酢の爽やかな酸味。
それぞれが重なり合うことで食欲を引き立て、暑い季節でも食が進む味わいになります。
スパイスは日々の体調を整える知恵としても古くから大切にされてきました。
作り方は、スパイスと香味野菜をじっくり炒め、酢を加えてアチャール液を作ります。
粗熱が取れたらゆで卵と合わせ、冷蔵庫で一晩寝かせれば完成です。
時間をおくほどスパイスの香りと酸味がなじみ、美味しくいただけます。