レシピ&コラム  1~5
※通販ご利用の方へのレシピです。商用の利用はご遠慮願います。


1.レモンライス




爽やかな季節になりましたね。
はじめまして。「南インド料理 GANESH(ガネーシュ)」の石原です。

 

このたび、大好きな fog linen work の姉妹ブランド miiThaaii のメールマガジンで、

レシピコラムを連載させていただくことになりました。

下北沢の fog さんには素敵なお洋服や雑貨がたくさん。訪れるたびにワクワクしています。

インド製のアイテムもいろいろあり、南インドの暮らしを感じるマドラスチェックの布ともよく似合いますね。

 

こちらの「GANESH の南インド料理日記」では、インドやスパイスのお話も交えながら、

ご家庭でも作りやすい南インド料理をご紹介していきたいと思います。

 

当店では、ご家庭で楽しめる南インドの冷凍カレーもお作りしています。

このコラムでは、そんなカレーと一緒に楽しめる副菜やフレーバーライス、

デザートや飲み物などもご紹介していけたらと思っています。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

1回は、南インドを代表するフレーバーライス「レモンライス」のご紹介です。

 

お客様から「お店のオリジナルですか?」と聞かれることもありますが、

南インドではとても親しまれている定番料理です。

 

日本には酢飯を食べる文化があるため、日本人にもなじみやすい味わいです。

辛いカレーに合わせると、レモンの爽やかな酸味と香りが加わり、より軽やかに楽しめます。

当店でも創業以来人気の定番メニューです。

 

レシピではブラウンマスタードシードを使用しますが、

イエローマスタードでも代用できます。

マスタードには殺菌・防腐作用や抗酸化作用があるといわれています。

 

作り方は、炊いたバスマティライスに、

マスタードシードやカレーリーフを香りよく炒めたスパイスオイルを混ぜ、

ショウガ、青唐辛子、ターメリック、レモン汁で仕上げます。

 

フレッシュなレモンの香りと爽やかな酸味が広がる

暑い季節にも食べやすい南インドの定番ライスです。

カレーに添えるだけで、いつもの食卓が南インドらしい味わいになります。








2.マサラオムレツ


 

インド旅行の朝食風景を思い出す一皿です。

 

北インドのゲストハウスで朝食を注文すると、「マサラでいい?」と聞かれることがありました。

運ばれてきたマサラオムレツを小さなトーストに挟み、

熱いチャイと一緒にいただいたのも懐かしい思い出です。

 

日本でオムレツというと、ふんわりとろりとした半熟のものを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかしインドでは半熟卵を食べる習慣があまりなく、

薄く平らに焼き上げ、しっかり火を通すことが一般的です。

 

マサラオムレツは、卵に刻んだ玉ねぎや青唐辛子、トマトを加え、スパイスを効かせて作ります。

シンプルながらどこかあとを引く味わいで、朝食はもちろん、軽い昼食やおつまみにもぴったりです。

 

今回は南インドらしくカレーリーフを加えましたが、なくてもおいしく作れます。

スパイスも揃うものだけで十分ですが、ブラックペッパーはぜひ入れてみてください。

ピリッとした刺激が全体の味を引き締めてくれます。

 

ブラックペッパーは消化を助け、咳の予防や声のかすれにもよいといわれ、

古くから親しまれてきたスパイスです。

 

卵に刻んだ野菜とスパイスを混ぜ、薄く焼き上げるだけ。

仕上げに香菜を散らし、お好みでケチャップを添えてお召し上がりください。

 

忙しい朝にも作りやすい、インドの家庭で親しまれている定番の卵料理です。

チャイやトーストを添えれば、旅先の朝の気分を味わえるかもしれません。









3.ズッキーニのライタ




先日、店先でイエローズッキーニを見つけました。

1本あれば十分なのに、思わず緑と黄色を1本ずつ。

色鮮やかな野菜を見ると、初夏の訪れを感じますね。

 

ライタはインドでは「ラーエター」と呼ばれるヨーグルト料理です。

サラダのようにそのまま食べたり、副菜としてカレーと一緒に楽しんだりします。

ライスに少しかけて混ぜれば味わいが広がり、スパイシーな料理のよい引き立て役になってくれます。

 

ライタに欠かせないのがクミンの香り。クミンは食欲を増進し、

消化を助ける働きがあるといわれています。

具材を変えればさまざまなアレンジが楽しめるので、

本格的な夏になったらまた違うレシピをご紹介したいと思います。

 

今回の主役のズッキーニは、軽くスパイスで下味をつけて香ばしく焼き上げました。

ヨーグルトソースには、炒って挽いたクミンを加えます。

ひと手間かかりますが、市販のクミンパウダーとはひと味違う、豊かな香りが楽しめます。

 

ズッキーニをスパイスで下味をつけて焼き、

クミンやブラックペッパーを加えたヨーグルトソースをたっぷりとかけます。

仕上げに香菜やクミン、レッドペッパーを散らせば完成です。

 

ひんやりとしたヨーグルトの酸味とクミンの香りが心地よい、

これからの季節にぴったりの一品です。

カレーのお供にはもちろん、暑い日の軽い前菜にもおすすめです。







4.アスパラのキチュリー


キチュリーはインドのお粥のような料理です。

米と豆を一緒に煮込み、味付けは控えめにして、カレーやチャトニーを添えていただきます。

 

日本のお粥と梅干しの組み合わせも大好きですが、

キチュリーは豆のたんぱく質が加わることで栄養価が高く、

さらにスパイスによって香りや彩り、さまざまな薬効も楽しめます。

さすが豆料理大国のインドですね。

 

今回使ったターメリックは、殺菌作用や肝機能を高める働き、

強壮作用があるといわれています。

 

私は野菜を加えたキチュリーを朝食にすることが多く、

今回は旬のアスパラガスを使いました。

 

豆は手に入りやすいレンズ豆です。インドでは「マスールダール」と呼ばれています。

ダールとは皮を除いて割った豆のことで、下茹での必要がなく、

短時間でやわらかく煮えるためとても扱いやすい食材です。

 

知り合いのシェフが「二日酔いにはキチュリーが効くよ。食べても太らないし!」と話していたことがあります。確かに、胃にやさしく消化もよいので、そんな日に食べたくなる気持ちもわかります(笑)。

 

作り方はとてもシンプルです。米とレンズ豆をターメリックと一緒にやわらかく煮込み、

下茹でしたアスパラガスを加えます。仕上げにクミンシードとショウガを油で香りよく炒めて加えると、

食欲をそそる香りが広がります。

 

豆のやさしい甘みとアスパラガスの旬の味わいが楽しめる、

身体にも心にもやさしい一皿です。

朝食にはもちろん、少し疲れた日や食欲がない日にもおすすめ。

カレーに添えていただいても美味しく召し上がれます








5.トマトときゅうりのサラダ



梅雨本番ですね。店へ向かう途中の紫陽花を眺めるのを毎日の楽しみにしています。

 

蒸し暑さで食欲が落ちがちなこの季節こそ、スパイスの出番です。

今回は、クミンの香りを楽しむ「トマトときゅうりのサラダ」をご紹介します。

 

クミンはインド料理に欠かせないスパイスのひとつ。

健胃や消化を助ける働きがあるといわれ、香ばしい香りは食欲を引き立ててくれます。

 

このサラダのポイントは、クミンシードを軽くローストしてから使うこと。

ひと手間かけるだけで香りがぐっと豊かになります。

多めにローストしておけば、マヨネーズやドレッシングに加えたり、

炒め物にふりかけたりと、さまざまな料理に活用できますよ。

 

作り方はとても簡単です。

ローストして挽いたクミンにレモン汁、ブラックペッパー、塩、砂糖、油を合わせてドレッシングを作り、

角切りにしたトマトときゅうり、玉ねぎを和えるだけ。

 

仕上げにコリアンダー(香菜)やクミン、ブラックペッパーを散らせば、

爽やかな香りとスパイスの風味が楽しめるサラダの完成です。

 

みずみずしい野菜とクミンの香ばしさがよく合う、暑い季節にぴったりの一皿です。

カレーの付け合わせにはもちろん、あと一品ほしいときにも気軽に作ってみてください。







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